子育て中のママを見ていて『惜しいな~。あと一言付け加えていれば、お子さんがもっと伸びるのになぁ~』と保育士として思うことがあります。
お子さんがお友達を押してしまった場合を例に話を進めますね。
そのような場面を見たら、あなたはお子さんにどんな声を掛けますか?考えてくださいね。
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「押したらダメ!」でしょうか?
かつて子育てで右往左往していた私はそう言っていました💦
本当は頭ごなしに叱る前に
押した理由を聞いてあげられたら良かったのでしょうけど
当時はそんな心の余裕もなく、叱ることで精一杯の日々で(苦笑)
もちろん善悪を教えることは大切なことですが
今なら、ここにもう一言付け加えるだけで、お子さんがもっと伸びていくことを知っています。
どんな一言だと思いますか?また考えてくださいね。
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正解は
「〇〇すれば良かったね」
と何をどうすれば良かったのかを具体的に伝えることなんです!
今回の例だと
「一緒に遊びたかったのね。でも押さないでお友達の頭をいい子いい子してあげようね」
「一緒に遊びたかったの?お手てをつなご~ってお手てを出してごらん。」
「あ~そ~ぼってお友達に言ってみようか。」
とお子さんの気持ちを受け止めつつ、具体的に伝えることがとっても効果的です。
どうして効果的なのかと言うと
1歳~3歳だと力加減が分からないので、押すつもりではなくても結果的に押してしまう形になったり
お友達との関わり方が分からないが故の行動だったり
自分の感情を完全には言葉に出来なくて、押してしまうお子さんもいます。
このようにコミュニケーション能力が未発達な1歳~3歳のお子さんには「押したらダメ」で終わらせるより、具体的な方法を伝えることで理解しやすくなるし、次からはどうしたら良いのか分かるからです。
それを1度言い聞かせれば理解できるお子さんもいますし、そうではないお子さんもいます。だから点と点がつながるまで、繰り返し繰り返し伝え続けることも大事ですね。
もし出来た時には思いっきり褒めてあげると次の意欲にもつながりますよ(*^-^*)
しかもコミュニケーションの方法を学ぶことで社会性や協調性も身に付き、お子さんがどんどん伸びていくというわけです。
具体的な一言で得られる効果は大きいので、ぜひ実践してみてくださいね!
補足:園児以上のお子さんには頭ごなしに叱るのではなく「どうして押したの?」と静かに聞いてあげてくださいね。お子さんなりの理由があるのかもしれません。
その上で「〇〇ちゃんはそう思ったのね(一度受け留める)
→でも相手は押されてどう思ったかな?(相手の気持ちを考えさせる)
→どうすれば良かったと思う?(本人に考えさせる)」
という話の進め方をすると、お子さんは受け留めてもらえたことで、冷静に考えるようになります。
このようにお子さんの年齢に関係なく、ごまかさず1つ1つ丁寧に接することが、子どもを伸ばしていくコツなのです(*^-^*)