先月、中国教育国際交流協会様より、ひよこ親子教室のwebサイトを通して、中国全土の園長先生が来日するので、さくら・さくらんぼリズムあそびの研修をお願いしたいというご依頼をいただきました。
中国ではさくら・さくらんぼリズムあそびを取り入れる園が多くなっています。その背景には、中国の子どもたちの体力低下が社会問題になっていて、日本の子どもたちのように体力のある子に育てたいという保育者たちの思いがあるからだそうです。
通訳の方がいるとは言え、私にそんな重責を全う出来るのか、私が粗相をして日本人のイメージが悪くなったらどうしようなど不安もありましたが、
ピアノ担当のF先生と話し合ったり、周囲にご相談をしながら、中国の子どもたちの発達のお役に立てるなら・・・という一心でお引き受けすることにしました。
今日はその様子を動画と共にお伝えしますね。
さくら・さらくんぼリズムあそびとは?
埼玉県のさくら・さくらんぼ保育園の創始者 斎藤公子先生が創ったメソッドです。先生は「保育の神様」と呼ばれ、戦後より保育に情熱を傾けてこられました。
「運動神経」と「感覚神経」の発達が、「脳中枢神経」の発達を促すことから、手先・手足・胸・脚・首・背・腹と全身の筋肉をくまなく使うように考えられています。
特に手先・足先を使う事で脳に刺激を与え、子どもの発達にとても良いことや、言葉や発達が遅いお子さんにも効果があります
こんな物を準備しました(*^-^*)
中国語は話せないけれど、最初と最後のご挨拶ぐらいは中国語でしたいと思い、表に中国語表記、裏は読み方とイントネーション、シチュエーションを書いた物を準備しました。(裏面は自分さえ読めれば良いと思い、なぐり書きです💦そしていつかまた使えるようにラミネートを施しました。)
発音はネットで覚えて、最後に通訳の方に発音と使い方をチェックしていただいて。
下手な中国語だけど、上記を見せながら笑顔でご挨拶が出来ました(*^-^*)
実践へ
この後は難しいことを話さず、すぐに実践を開始。
私がこの日のために作った資料を元に、ピアノ担当のF先生が動きのポイントや園児の介助方法について丁寧に説明をしました。私はその説明に合わせてお手本をして、皆さんにも実践していただくという形で進めました。
まずは3つの土台のリズム「金魚」「どんぐり」「両生類のようなハイハイ」を、1時間かけてみっちり取り組みました。写真は金魚の様子です。(必死でやっていたので動画を撮る余裕がありませんでした💦)
その後、用意しておいたおやつと飲み物でしばし歓談。
お互いに打ち解けて話が盛り上がってきたのでその流れのまま、さくら・さくらんぼリズムあそびとは何か、その歴史、指導方法について1時間ほど話をしました。
机を出して堅苦しく話をするより、ずっと良かった気がします(*^-^*)
その後も7曲のリズムを行いました。撮った動画を3つご紹介しますね。(10秒ずつしかアップ出来ないので、全てをご覧いただくことが出来ません。ご了承ください。また、動画のアップは事前にご了承いただいています。)
「うま」
「めだか」
「きしゃ」
まだ時間があったので、急遽以下のリズムも追加しました。
「かめ」
「カエル」
「ギャロップ」
「手押し車」
「なべなべそこぬけ」。集団で行うリズムです。最初は2人で、次に4人で、次に全員で行いました。みんなで息を合わせて動くので、協調性が養われます。
無事に終えることができました
感想を一言で述べるなら「やっぱり引き受けて良かった」に尽きます。
子どもの発達に良いことは、お国に関係なく拡がっていくべきだと思いますし、誠実に接すればこちらの誠意が相手にきちんと伝わることがわかったからです。
最後にみなさんにも素晴らしいご感想をいただきましたが、次回の記事でご紹介させていただきますね。
当日は北多摩地域の情報を発信している「タウン通信」様にもご取材をいただきました。この件も次回ご紹介させていただきます。
このような貴重な機会を与えてくださった中国教育国際交流協会様、どうもありがとうございました。