今日は勤務する保育園の生活発表会でした。
生活発表会とは劇や合奏、ダンスなどを園児が披露する会です。
担任をしている1歳児クラスでは名作「てぶくろ」と「ぱんだちゃん」の手遊びを披露することになりました。
生活発表会に向けて、園児が本番に最大限の力を発揮するためにはどうしたら良いのかをずっと考えていた私。
そのための下準備として、
10月の運動会終了直後に演目、歌、配役を決めて、早々に練習を始めました。
1歳児ですから定着するのに時間がかかるのは容易に想像出来ました。
また、てぶくろを演じる際に身に付ける衣装やお面、しっぽを嫌がる子がいると思い、早めに作って練習の度に着用。園児に慣れてもらいました。
散歩中にも楽しく「てぶくろ」の歌を歌い、
生活発表会のためというよりは、保育の一環として楽しく手遊びに取り組んできました。
1月に入ってインフルエンザが流行り始めると、お休みをする園児が出てきて練習もままならなくなるので、
12月中には完璧に演じられるように仕上げたんです。
こうして地道な練習を積み重ねて当日を迎えました。
ここで余談ですが、実は今日こんなことがあったんです。
会場のロビーで保護者から園児を預かる際のこと。
クラスのパパが私に仰いました。
「ステージの上だと緊張してやらないと思います。期待するとがっかりするから期待ゼロです。」と。
ご謙遜もあったとは思いますが、私は200%の自信を持って申し上げました。
「絶対大丈夫です。○○ちゃんは絶対にやってくれます。」
私の強い言葉にパパもびっくりされたようで、
「村田先生がそう言ってくれるなら心強い!」
と慌てて仰っていました。(言わせてしまった感があって申し訳なかったです💦)
これまでの園児の様子を見てきた私は、園児がやりきってくれることに少しの疑いもなかったし、園児の力を信じていたので微塵の不安もありませんでした。
さて、冒頭の話に戻りますが、
どうしたら園児が最大限の力を発揮出来るかを考えていた私は、本番前の控え室での過ごし方に注意を払いました。
落ち着いた雰囲気の中でいつも通りに過ごすことが園児を安心させ、ひいては実力を発揮出来ることにつながると考えたのです。
まずは担任である私がせかせかしないように気を付けました。(私がせかせかしていると、園児が察して落ち着かなくなるからです)
パパやママと離れるのが嫌で泣いてしまった園児には、なにも言わずにひたすらギューとして落ち着かせました。
クラス全員早めに衣装を着せて慣れさせ、
更に普段の保育中に良く読んでいて、園児のだーいすきな「どんどこももんちゃん」を持参。その場にいた他のクラスの先生に読み聞かせをしていただきました。
読み聞かせの最中に園児たちがいつものように「くまさんがくるよー」と言ってみたり、絵本と同じように「どちっ」と言いながら転ぶ真似をしていたので、
緊張どころかいつも通りだと判断して、この時点で大成功を確信しました。
そして本番。
1人も泣かずに大きなステージに立ち、
役にもなりきって演じて、
大きな声でお歌や手遊びを歌い、
お名前を呼ばれたら手を挙げて返事もする。
これ以上ない出来で終えることが出来たんです!!!(思い出しても泣けてきます)
出番を終えた園児を迎えに来たママたちも涙、涙・・・
時間がなかったのであまり話せませんでしたが
我が子の成長と、保育園でがんばっている様子は感じていただけたのではないかと思います。(期待ゼロ~と仰ったパパには、残念ながら帰りにお会い出来ませんでした💦)
子育て中のママは、この話を「へぇ~そうなんだ~」で終わらせず、是非お子さんに置き換えてみてくださいね。
お子さんが力を発揮するために、親としてつい「がんばれがんばれ~」と言っていませんか?
もちろん「がんばれ」も応援の1つですが、
より力を発揮するには、
お子さんを落ち着かせて、平常心で挑める環境をつくること
だとつくづく感じたんです。
子育て中のママがこのような手段があることを知っておくと、これからの子育てに役立つときが必ず来るので、心の片隅に留めておいてもらえたらうれしいです☆彡(習い事の発表会や受験など・・・)
保育士としての経験が、子育て中のママのお役に立ちますように。
そしてこんな熱い思いで、保育士が行事に取り組んでいることを知っていただける機会にもなったら、とってもうれしいです(*^-^*)
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私のような熱いあつ~い思いの保育士の元で、親子教室に参加してみたい方をお待ちしていますね(o^-^o)
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