孫のぴーちゃんを保育園に送っていったところ、別れ際に大泣きされました。こんなとき、どうしたら良いのか分からなくなるママもいらっしゃると思います。保育園勤務時代に早番専門でたくさんの親子を見てきた経験を元に、対応の仕方を綴りました。幼稚園、小学生のママにも参考になったらうれしいです(o^-^o)
朝の登園は元気!
今日の東京は雨。ぴーちゃんはお気に入りのレインコートと傘、長靴を身に付け、ご機嫌良く保育園に向かいました。
雪が少し残っていたので触ってみたり、「ゆきやこんこ、あられやこんこ」と一緒に歌ったり、
鳩を見つけたぴーちゃんが「かわいいね~(o^-^o)」と言うので 「可愛いよね~」と何気ない会話をしたり。
毎朝会う横断歩道に立っているおじさんを見つけて「おじさんだ!おはよう~!行ってきま~す!」と自ら声をかけたり。
保育園に着くといつも通り、振り向きもせずに保育室に入っていったぴーちゃん。
だけど今日は珍しく「ばぁばだっこ~」と泣きながら、玄関にいた私の元に戻ってきたのです。
保育士としての対応
ここは保育士として、ぴーちゃんの気持ちを1度受けとめることに。
だっこをして、壁に貼ってあるぴーちゃんの製作物を見ながら「これ誰が作ったの?」「これなぁに?」という会話をしました。少しの会話で気持ちを切り替えたぴーちゃんは、元気良く保育室に戻って行きました。
でも私が外に出た瞬間 、保育室の中からぴーちゃんの泣き叫ぶ声が聞こえてきたのです。
保育室の窓にへばりつきながら「ばぁば~」と大泣きしているぴーちゃんの姿が見えます。
一瞬、ほんの一瞬ですよ、保育室に戻りたい気持ちに駆られましたが、それは踏みとどまりました。
なぜか?
こういう時は先生にお任せをして、その場からすぐに離れるのが得策だと知っているからです。
いつまでも大人の姿が見えていると、子どもは気持ちの切り替えができずに泣き続けます。
そう断言できる理由は、5年間早番専門で保育園勤務をし、朝の親子の様子をたくさん見てきたから。
朝のお別れは親子の数だけドラマがあります。あっさりバイバイする子もいれば、大泣きする子も。
でもですよ!
送迎をされていた方が保育園を出た瞬間、『あれ?今までの大泣きはどうなったの?』と思うほど、ちゃんと気持ちを切り替えられる園児がほとんどなのです。
もちろんすぐに泣き止まない子もいます。
そんな時は保育士がぎゅーっと抱きしめて、園児の気持ちに寄り添いながら気持ちが落ち着くのを 待ちます。そしてこの対応で園児はちゃんと次の行動に移ることができます。
ぴーちゃんが泣いた原因は3つ
①いつもより1時間起きるのが早かったので眠かった
②鼻水が出ていたので体調が優れなかった
③同じクラスのお友達がママの抱っこ紐で登園したのを見たので、急にママが恋しくなった
また、これまでの経験上、下記も朝のぐずりの原因となります。対応の仕方も書いたので参考になれば幸いです。
・朝叱られた→叱りっぱなしは❌です。時間がないのは重々承知していますが、最後はギューとするなど、フォローをしてから登園してください。ネガティブな感情のまま登園すると、引きずる場合があります。
・食べたい朝食を食べることができなかった→「今は家にないから、夜(もしくは土日)に食べようね」と伝え、必ずその約束を守ります。子どもは大人との約束をちゃ~んと覚えていますよ!大人が約束を守るから、子どもも親の言うことを信じて待つことができるのです
・だっこして欲しかったのに時間がなく、そのまま登園した→別れ際の5秒間のギューで解決!ルーティーンにすると、これでバイバイと親子で割り切ることが出来ます
・ママの妊娠中や出産後で赤ちゃん返りをしている→これも上記と同じ。親としては可哀想に思うかもしれませんが、これを乗り越えて子どもは成長します。
以上ご参考までに。
私のように 保育士としての知識があっても一瞬戻りたくなるのですから、ママなら尚更ですよね~💦
でもここは先生を信頼してお任せして、素早くその場を離れてくださいね。
偉そうに書いてきましたが、一瞬保育室に戻ってしまいそうになった自分に、ちょっと驚いてしまいました。笑