保育の現場から~お子さんは日々頑張っています~

今日は保育園での1場面にクローズアップしたいと思います。

 

園児にはそれぞれ大好きな先生がいて、0歳~2歳のクラスの園児を見てると、お散歩の際に大好きな先生じゃないと手を繋がなかったり、大好きな先生じゃないとお着替えも嫌、大好きな先生じゃないとトイレも泣いて嫌がる

 

・・・となる場合があります。

 

小さくても全力で「大好きな先生が良いの~!!!」って主張するんです。

 

そこまで好かれると先生冥利に尽きますけどね。笑

 

では、大好きな先生がいない日はどうなると思いますか?

 

お散歩の度に、お着替えの度に、トイレの度に大泣き

 

・・・ではなく、2番目に自分の心を許している先生の元でちゃんと上記のことをするんです。

 

「〇〇先生じゃなきゃ絶対イヤなの~」と泣く姿を普段見ているだけに、気持ちの切り替えにはあっぱれとしか言いようがありません。

 

お家では上手に気持ちの切り替えが出来ないというお子さんでも、一歩外に出ると大人の想像以上に気持ちをパッと切り替えることが出来るんです。

 

子どもってすごいですよね~。そんな姿を見ると健気だし良く頑張っているなぁと心の中で泣けてきます。

 

そんな園での様子を保護者に伝えることは保育士の大事な仕事の内の1つです。

 

連絡帳を通して、又はお迎えの時に口頭でお伝えすると「家では違います。」と仰るママがなんて多いことか。

 

お家で見せる顔と保育園で見せる顔は全然違うのですね。

 

これは保育園に限らず、幼稚園や小学校に通っているお子さんも同様のはずです。

 

そこでお子さんの頑張りを1日中見ている保育士から提案です!

 

帰宅後に「保育園(幼稚園)で頑張ったんだね」と一声かけてギューとしてあげてほしいのです。

 

大好きなパパやママに受け止めてもらえたら、それだけでお子さんの疲れも吹き飛びます。

 

ギューが恥ずかしい小学生には、とにかく口を挟まずにじっくりお子さんの話を聞く時間を設けてください。

 

5分、いや3分でも良いです。

その時の思いを聞いてあげるだけでお子さんはすっきりするはずです。

 

このアドバイスを実行されて「子どもが帰宅後落ち着きました」「帰宅後に出来ることもしないでぐずぐず言う理由がやっと分かりました」と仰るママもいらっしゃいます。

 

今日は一例しか挙げませんでしたが、園で頑張っていることはお子さんごとにまだまだあるはずです。

頭では分かっているけどなかなか実行出来ないママや、帰宅後もついつい厳しい言葉を投げ掛けてしまうママ、お子さんのぐずりにイライラしてしまうママなどいらっしゃると思います。

 

そんなママにお子さんの頑張りを少しでもご理解いただけたら、お子さんの帰宅後に母として何をすべきなのかがお分かりいただけると思って記事にしました。

 

子育て中のママに少しでもお役に立てたら嬉しいです。


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