昨年3月まで勤務していた保育園の生活発表会に行ってきました。生活発表会とは合奏や劇を発表する場です。語りたいことは山のようにあるのですが、ひよこ親子教室で3歳までのお子さんと接しているので、今日はその学年に注目をしてみました。また、大きな行事の際に、保育士がどれだけの準備をして当日を迎えているのかを、知っていただく機会になればと思います。
つい注目してしまう0歳~3歳
運動会や生活発表会など、人前で披露する場は、先生のちょっとした言動、立ち振る舞い、ハプニングの際の対応、園児の様子などから普段の保育を伺い知ることができます。
そういう意味で今日の0歳~2歳児クラス(今年度中に3歳になるクラス)は、担任の先生方の普段の保育が丁寧で素晴らしいことが容易に想像できました。
園児が先生を信頼しているのも伝わってきましたし、穏やか~な空気の中、落ち着いて取り組んでいたからです。
このような場面を見るにつけ、3歳までの保育は、子どもの土台をつくる上でとっても大事であること、それを担う担任の先生は責任重大だとつくづく思うのです。(私も含めてです)
挨拶をする、返事をする、座るべき時は座る、話を聞く、ご飯の食べ方、お友達との接し方、おもちゃの貸し借り、トイレトレーニング、お散歩行くときの身支度、お散歩時の交通ルールやマナーetc・・・
そういった大人にとっては当たり前のことを1つ1つ丁寧に、どうせ小さいから分からないでしょ~と決して思わずに、園児が理解できるように、分かりやすい言葉を選んで繰り返し伝えていく。
その日々の積み重ねが子どもの土台を作っていくことを知っているから、3歳までの担任は責任重大なのです。
子どもだからって決してごまかさず、誠実に、丁寧に接すれば子どもはどんどん伸びていく。
それを日々の保育の中で実践していく必要性を改めて感じました。
ご家庭でも同じです
これは保育園だけではなく、ご家庭でも同じことが言えます。
毎日お子さんと接しているパパやママも上記の赤文字を実践したら、更にお子さんは伸びていきます!
・・・と今なら自信を持って言えますが、上記の下線部分は何を隠そう、実は子育て中に私が思っていたことです。
だって、0歳の子でも言えば分かるだなんて育児書に書いてなかったし、誰も教えてくれなかったし。(←いやいや、子どもをちゃんと見ていればわかるでしょ~と昔の自分に突っ込みたい💦)
今となってはその無知ぶりが恥ずかしいし、我が子に申し訳ないと猛省しています。
世の中へ提案
これを打ちながらふと思ったのですが・・・
学生の内に子育てを学ぶ機会って必要だと思いませんか?
だって親になったからって、いきなり親としての心構えが身に付くものではないですから。
ましてや核家族化が進んでいて、近所の方が気軽に教えてくれる時代でもないし。
今、私がひよこのお子さんや孫に対して、心の余裕をもって接していられるのは、子育てが終わっていて、保育経験も長いから。
つまり、どういう過程を経て子どもが成長していくのかを知っているからなんですよね。
誰もが学生の内に子育てについて学び、少しでも知識を得ていたら、
親になったときにもう少し楽に子育てができると思うし、思い通りにならないからとイライラすることも減るし、虐待なども減るのではないか・・・と思いました。
今、小さいお子さんへのお金の教育の必要性を訴える人も多いですが、それと同じですよね。
知識があれば視野が広がるし、選択肢も増えて、将来の可能性も広がります。
あれ?思わぬ方向に話がいってしまいました。話を戻しますね💦
大きな行事後に保護者や先生がすべきこと
久しぶりに見た園児はどの学年もお世辞抜きで成長していました。
始まる前に何人かの保護者と話をしましたが、皆さん口々に仰っていたのが「うちの子は今日やるか分からない」でした。
でもそんな心配を吹き飛ばすほど、広いステージで堂々と発表をしていました。
その姿は本当に立派で、力強くて頼もしく感じました。あんなに頑張っている姿を見たら身内でなくても涙が出ます。
今日はパパやママ、おじいちゃまとおばあちゃまも、そして先生たちも、今日の園児の頑張りをたくさん褒めていらっしゃると良いなぁと密かに思っています。
大好きな人、信頼している人から褒めてもらえたら園児には大きな自信となりますし、次もがんばろうという意欲に繋がっていくからです。時間をかけて練習をし、様々な困難を乗り越えてきたからこそ飛躍する大チャンス!!!
この機会をぜひ活かしてほしいと思います。
保育士として先生方のご苦労もお察しします
先生方も今日に至るまで本当に大変だったとお察しします。
劇中の手書きの背景、衣装や小道具の製作、ステージ上の大きな看板、園児へのご褒美の準備、伴奏の練習、プログラムの作成、荷物の搬送etc・・・
どれだけの時間を割いてご準備をされたのかと考えずにはいられませんでした。
そして何より披露するまで園児に寄り添いながらご苦労もたくさんあったはずです。どうぞくれぐれもお疲れが出ませんように・・・
今日は園児の立派な姿を見て初心に戻ることができました。どうもありがとうございました。今後、園児の成長した姿を拝見出来る機会がまたあるようでしたら、喜んで飛んでいきたいと思います(*^-^*)
今日は赤文字ばかり💦熱く語りすぎていつもの倍の文字数になってしまいました💦長文をご覧いただいてどうもありがとうございました。