分かっているからこそ辛いよね

電車で座っていたときのこと。

「ママ~座りた~い!」という子どもの声が聞こえたので席を譲りました。

話を聞くとお兄ちゃんは4歳で、弟くんは孫のぴーちゃんと同じ1歳半。

そんなこともあって勝手に親近感が湧き、見知らぬママとしばらく話をしたんです。

弟くんが眠さで少しぐずっていたので

私:「男の子2人を連れての外出は大変ですね」と声を掛けると

「いつも兄妹喧嘩ばかりしているから外にいた方が楽で」とママ。

私:「分かります、分かります!かつての私もそうでした!」

ママ:「え~そうだったのですか~?家でお兄ちゃんが線路を繋げても弟が壊すからお兄ちゃんに我慢しなさいって怒ってばかりなんです。」

私:「せっかく作った線路を壊されたら、お兄ちゃんだってイヤだよね~。」とお兄ちゃんに向かって言うと・・・

ママはお膝に乗せていたお兄ちゃんをギューとしながら「うわぁ~、分かってくれる人がいて良かったね~。」って言ったんです。

かつての私なら、このママと同じことを上の子に言っていたと思います。

でも保育士としての経験を積んでいる今はもちろん違いますよ!

まずは上の子の気持ちに共感します。

どうやって共感するか?

そうです、さっき私が言ったように「せっかく作った線路を壊されたら、お兄ちゃんだってイヤだよね~。」と伝えるのです。

いきなりお兄ちゃんは我慢しなさいって言われたって、お兄ちゃんは納得できないですよね。

だってこの場合、お兄ちゃんに非があるわけではないですし。

どうして僕ばっかり我慢しなくちゃいけないの・・・

となるのは切なすぎます。

先に共感してもらえてこそ

「でも弟は小さいからちょっと我慢してあげてね」

という言葉も心に入ってくるんです。

大好きなママに「嫌だったよね~」と先に共感してもらえたら、お兄ちゃんはどれだけ救われることか。

このように上の子に非がない時は、大きいからという理由だけで叱らずに、先に共感してくださいね。

共感してもらえた上の子は「ママは分かってくれた!」と嬉しくなって、その後のママの言葉も受け入れやすくなるはずです。

さて、この電車のママはお兄ちゃんに我慢をさせていることも、怒ってばかりいることも分かっているんですよね。

分かっているのにそう言わざるを得ないから、なおのこと辛いと思います。

「私も子育て中は全く同じ経験してきたから気持ちはよ~く分かりますよ!」と伝えたかったけれど、その親子が降りる駅に到着してしまいました。

でもそのママの表情が少し明るくなっていたんです。

そして降りる時に何度も何度も私にお礼を言って、電車が出発するまで手を振ってくれました。

何気ない会話でしたが、話を聞いただけでこんなに表情が変わったことにびっくりした私。

仕事柄、ママたちと話をしていると「良いアドバイスはないか」と、ない頭を巡らせながら聞いてしまう癖がありますが、

話を聞くだけでも救えるママがいるのかもしれないって思ったんです。

ひよこのママたちの話は聞くことが出来るけど、果たしてそれだけで良いのか。もしかしてひよこのママたち以外にも私に何か出来ることはあるのではないか。

・・・と考える私がいます。

この春休みに自分に出来ることを自問自答したいと思います。

もう会うことはないママですが、なんだかもう1度話してみたくなるようなママでした。(ひよこのママたちに雰囲気が似ていたからかな~。)


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