先日、高校時代の友人と会いました。
友人は大学生と社会人の男の子のママです。
お互いの子育ての話で盛り上がった私たちは、あることで共通していることに気付きました。
それは
子どもがやりたいと言ったことに対してダメだと言ったことがない。
ということです。
この話に至った理由は、友人の大学生のお子さんがTBSで放送されているスポーツ・エンターテイメントの「SASUKE」に目覚めたという話からでした。(ちなみに今年は大晦日に特別番組をやるみたいですね。)
SASUKE愛が強すぎた息子さんはママが留守の間に、自宅の庭にSASUKEセットを作ってしまったそうです。
自分で設計して板などを調達して一人で作ったとのこと。
私も動画で見せてもらいましたが、それはそれはクオリティ―が高くてビックリ\(◎o◎)/!
そしてSASUKEに取り組んでいる息子さんはと~ってもイキイキして良い表情!!このまま突き進めばテレビにも出てしまいそうな勢いでした(*^-^*)
さてこれをご覧の方に質問です。この立場のママになったとしたら、SASUKEセットを見てお子さんになんて声を掛けますか?ちょっと想像してみてください。
「なによ、これ!!!」ですか?
「なんで断りもなしに作ったのよ!!!」ですか?
友人はためらいもなくこう言ったそうです。
「○○(←子どもの名前)すごいね!!!」と。
息子さんは「お母さんならそう言ってくれると思ったよ」と言ったそうです。
頭ごなしに叱らないどころか、息子さんがしたことをすぐさま肯定出来る友人の度量がすごい!!!
お母さんを信頼しきっている息子さんもすごい!!!
そして何より、2人の会話から親子の関係がとても良好であることが伝わってきたこともすごい!!!
と思ったのです。
大学生ならお母さんを疎ましく思う時期でもあるはず。
それでも良好な関係でいられるのは、お子さんがやりたいことに対して肯定し、お子さんを信じて、温かく見守ってきたからこそなんですよね。
我が家の話をすると、いつもポーカーフェイスの息子が大学の部活のインカレで優勝した日に「今まで応援してくれてどうもありがとう。この部活に入って本当に良かった」メールをくれたことがありました。
勉強がおろそかになるのではないかと懸念していた同居中の義母(息子にとって祖母)は、来る日も来る日も部活に明け暮れる孫を見て、苦言を呈することも正直ありました。(本人にではなく、嫁である私にね。笑)
でも私は勉強以上のこと、つまり最後までやり抜く力、やり通した達成感、レギュラーになれない悔しさ、レギュラーになるための努力、仲間と一致団結することの大切さ、相手を思いやる気持ち、先輩、後輩、OBとのつながり、素晴らしい人脈作りなど、勉強では得られない人生の大切なことを部活で学んでいると確信していたんです。
だから義母には「そうですね~」と答えながらも、内心は『息子が頑張ろうと決めたこと。それを親が否定してはいけないし、親である私が見守らなくちゃ!!!』と思っていました。(可愛くない嫁ですね。笑)
男の子だから冗舌には感謝の気持ちは述べませんが、短くても気持ちのこもったメールを見た時に、「部活をやめなさい」「もっと勉強しなさい」などと頭ごなしに言わずに温かく見守ってきて本当に良かったと思えた瞬間でした。
つまり、子どもが自分で考えてやりたいと決断したことを否定せず、肯定して温かく見守りながら応援してきたことが上記につながったと思うのです。
もし、お子さんが今夢中になっていること、これからがんばろうと思っていることがあったら、ぜひ親が一番の理解者となって温かく見守ってください。そうすればやっぱりお子さんは嬉しいですし親への絶大な信頼にも繋がります。
念のため伝えておきますと、私も子どもが小さい時に善悪を伝えるための「ダメ!」はもちろん言っていましたよ!(今考えたらもっと効果的な言い方がありましたが、その話をすると長くなるのでまた今度!)
今回の話は「自分のことは自分で決められる年齢になってから」のことです。
それは我が家で言うと小学5年生ぐらいになってからのことだったと記憶していますが、4歳から精神的な親離れをした子だったので、その頃からやりたいことを頭ごなしに押さえつけたことはないと思います。
子どもとは言え、1人の人間ですし、親の思い通りに育てようだなんて思ったら子育てが苦しくなるだけですから。
友人と私の実話が子育てのお役に立てたら二人で喜びます(*^-^*)